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叫べナオキ!いまだ

デスコングキング
   デスコングキング
           『ジャンボーグA』第5話「叫べナオキ!いまだ」  ラァーヴ!!  
 

 何とか落ち着きましたので、ブログ再開致します。
 3.11.。震災発生時、私は東京都渋谷区の自宅マンション(3F)に居ました。
 傾斜した地盤に建つこのビルはとても不安定で、更に築40年以上という老朽化も相俟って、ちょっとの地震でも大きく揺らいでしまいます。おそらく、実際の震度よりも1度増しぐらいで。ですので、23区は震度5強という発表でしたが、うちは少なくとも6弱はあったかと思われます。いずれにせよ、人生未曾有の震動でした。
 食器棚や冷蔵庫、そして怪獣フィギュアを飾っている180cm高のショーケース2棹を懸命に支えて、何とか転倒は免れましたが。それでも皿などは落下して破砕、広辞苑など厚手の書籍類は飛び出し凶器化、2m高の冷蔵庫は数十cm移動してしまい、もちろん我が怪獣たちは無残にもバラバラのグチャグチャに...。他、トイレは排泄物が逆流したり、除湿機の溜水は奔出、何処かに当たってスイッチが入ったのかドライヤーが作動、ヒモ式の照明も揺さ振られて勝手に点灯、本棚など重量のある物は逐一が元位置から大きくズレるという有り様でした。
 揺れがピークに達したとき、隣人の遁走するシルエットが曇りガラス越しにサーッ。「逃げる機を逃がした!もうダメだ!」という恐怖が脳裡をよぎり、膝蓋はガクガク震え立脚さえ儘ならない状態。二度の大揺れが漸く収まったとき、足の踏み場も無い室内の惨状を見てヘナヘナヘナ...。地震後、更に震駭させられたのは、マンション外壁とそして自室内壁の亀裂を見たときです。自然の巨大な力によって無理矢理引き裂かれるところだったんだなぁと、改めて屏息・戦慄・粟立ち。向後このような局面にあっては一目散に逃げねばならないと、そう思い知らされました。

 現在。耐震検査が入り、倒壊の懼れの有るや否やを精察中です。
 東北地方などで罹災されたたくさんの方々に較べれば、もちろん私などの体験は採り上げるに足らないものですが。震源から遠く懸け隔たった東京でさえ、所に因っては斯様な恐怖もあったのだと、身近な視点から今回の地震の凄まじさを伝えてみました。
 家族や親しい人を亡くされた方、住居や家財を奪われ営為のたつきを失ってしまった方。「一日も早い復興を」とか「頑張れ」とか、そんな言葉すら非被災者である私には、思慮を欠いているように思えて、気軽に易々と口にするのは憚れます。ですが魂の再生を祈る心情は、同じ“日本人”としてではなく、同じ“人間”として決してウソではありません。

 震災から2日後の3月13日。その日は、福島第一原発の問題が顕在化。各局が深刻な実情を逐一報道する中、東京MXテレビはテロップすら表示することなく『ジャンボーグA』を平常どおり放映しておりました。
 ところが。パンダ怪獣のデスコングキングが、原発を襲撃するシーンに及んだときです。突然画面が右上方に収縮され、枠外に福島第一原発の現況が文字情報で流れ始めました。
 えっ?偶然じゃないでしょ。狙ってんの...?
 誰がどう見たって「ワザとそうした」としか思えない、完全な作為的タイミング。その魂胆の薄ら寒さに、暫し唖然とし慄然とさせられました。何やってんだ?MX...。

 上野動物園では新しいパンダが公開されたり、台湾では『パンダマン~近未来猫熊ライダー~』なるヒーロー番組がお茶の間を賑わし、杉村太蔵なんかはパンダの着ぐるみを被って雑誌の表紙を飾ったり。絶滅危惧種に指定された稀少性もあって、星霜を幾多経ても未だ人気の衰えないパンダ。正しくはジャイアント・パンダ。
 “愛らしさ”を逆手に取って、凶暴な怪獣のモチーフとしたのは、本邦分野ではおそらくこのデスコングキングが嚆矢でしょう。爾来“パンダのワル化”はいい加減手垢が付き捲くり、最早飽食状態と相成り果てました。
 この為体にトドメを刺したのが2006年、TX系番組『竹山先生』に登場した、その名も“デスパンダ”。「誰にも媚びねぇ地獄の番人」を自称する彼。絶滅していった動物たちを地獄から召還し、共に怨讐の丈をシャウトする英姿は理屈抜きでカッコ好かった!AKB48の秋元才加と野呂佳代による歌唱もドスが利いていて、彼女らの仕事では唯一ステキだなと、今でも思っています。(怪獣ラァーヴ)


Data :

  • デスコングキング : (タイ製)
 
 
 




エメラルド星からの贈り物

キングジャイグラス
   キングジャイグラス
          『ジャンボーグA』第1話「エメラルド星からの贈り物」  ラァーヴ!!  
 

 今年で7年目を迎えた東京MXの“円谷劇場”。幹線であるウルトラシリーズは勿論、『怪奇大作戦』や『ミラーマン』など、ウルトラ以外の円谷作品も往年の順次どおりに放映してきました。週一の間怠っこいペースは措くとして、兎も角も(自身を含む)昭和のロートルたちを愉悦させてきた、さてこの番組枠ですが。先だって『ファイヤーマン』が終了、2月13日から愈々『ジャンボーグA』のスタートと相成りました。
 放映当時、小学1年生だった私は勿論リアル世代。ですが、セスナ機の変身や主人公の暑苦しい人格と面相、また操縦時の妙ちきりんなコスチュームなど、斬新な設定の逐一について馴染めず、あれやこれやと難癖を垂れていた記憶しかありません。次第に派手な装飾を身に纏ってゆく傾向の怪獣にも、その絢爛さに反比例して、「いいのかな?」などと子どもらしからぬ危惧さえ抱いておりました。何しろ、捻くれ者でしたからね。
 ともあれ。特撮怪獣番組の乱立・飽食期の只中にあって、鎬を削ろうとする熱意が、(私には)どうにも押し付けがましかった『ジャンボーグA』。今回の再放送を好い機会だと思って、いま一度きちんと観ておく腹積もりです。(怪獣ラァーヴ)


Data :

  • キングジャイグラス : (タイ製)
 
 
 


ミラーマン    ファイヤーマン     ジャンボーグA

怪獣享年 ~H少年からの贈り物 その15~

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   メカゴジラ 『ゴジラ対メカゴジラ』 1974年3月21日公開 ラァーヴ!!  
 

 万鈞にして過重。白金の躯体に奔る夥しいパターン装飾は、ネジ頭の堵列を髣髴とさせます。その佇まい、さながら南部鉄瓶の如し。勇壮、先鋭、スタイリッシュ、端厳堂々、唯我独尊!
 ゴジラに偽装し遂せていた「化けの皮」の下から、不敵不敵しく正真を晒す初顕現のシーンは圧巻でした。観るものを灼かずにおれないカッコ好さは、もう是れ理屈抜き、無条件。昭和往時、形骸化甚だしかった怪獣王ゴジラを、完全に喰っていた鋳鉄のボディ。思慮浅き幼少のともがらを、遍く心酔してこましやがる、まぁーあざとさと来たら!
 メカゴジラの鮮烈なデヴューは1974年。しかしながら当時、銀幕やブラウン管を賑わせていたのはアニメーション作品で、金と手間の掛かる特撮や怪獣ものなどは衰退の一途を辿っていました。特に『マジンガーZ』(1972年12月~)の爆発的ヒットによって、世はまさにロボットの趨勢。な訳で。ゴジラのメカニカルなアレンジは、時流に準じた畢竟・帰結だったのでしょう。
 換言すれば、メカゴジラの登場は「アニメーションへの形振り構わない迎合」。手っ取り早く子どもらの関心を惹こうとする作為・魂胆があからさまで、悲しいかな、特撮・怪獣ものの最期の悪足掻きにも見えます。実際この翌年、『ウルトラマンレオ』と『仮面ライダーストロンガー』、そして『メカゴジラの逆襲』を以って、三大シリーズが尽くひと先ずの幕を下ろしているではありませんか。この事象...。思うにメカゴジラの登場こそは、瀕死の状態にあった昭和の特撮・怪獣ものにトドメを刺した自刃だったのでは?
 写真は1983年製の硬質ソフビ人形。H少年がこれを買い宛がって貰った時期は、推察するに90年代中盤あたりでしょう。平成VSシリーズ版の新規メカゴジラ(1993年)をプイと袖に振って、古くさい昭和の鉄瓶を欲したそのセンス、頗る付き!(怪獣ラァーヴ)


       ゴジラ対メカゴジラ        メカゴジラの逆襲

Data :

  • メカゴジラ : (バンダイ 1983年製の再販?)

ケレンな斬れ味 ~H少年からの贈り物 その6~

ギロン
     大悪獣 ギロン ~ 『ガメラ対大悪獣ギロン』                    ラァーヴ!!  
 
 

 ゴジラの後発となるガメラは、兎に角も露骨なケレン味を前面に打ち出し、王道邁進するゴジラに飽食した餓鬼共を取り込み、破廉恥な邪道へと教唆煽動してきました。5作目に登場したギロンの外貌なんかは、そういった作品性の旗幟が鮮明であり、「ガメラがどんな窮地に見舞われるか」が明々白々。“切ったぞ 突いたぞ ゴーゴーゴー”なんて謳ってる主題歌を、威風堂々と地で行ってますね。
 何処となくサメを髣髴とさせる顔立ち。ノコギリザメとかハンマーヘッドシャークとか、成る程日用工具に見立てたネーミングが実存するサメですが。それにしたって包丁をそのまま頭に戴かせちゃう、良く言えば潔さ、悪く言えば浅墓さ。強引な発案とやっつけなデザインは、これはもう火を見るが如し。斯くて生物として余りにも不自然でグロテスクな姿が誕生、その刃を銀幕の中でギラつかせたのです。
 とは言えインパクトは抜群!こういう手合いにやられちゃうんですよね。コロッと。思慮分別の未熟な子どもたちは。私も大好きでした、ギロン。映画は観ずとも、怪獣図鑑の写真を矯めつ眇めつしては、この包丁頭に心酔したものです。ガメラなんか全く知らないH少年も、恐らくはそうだったのでしょう。玩具店で此奴めと出遭って...。(怪獣ラァーヴ)


    

Data :

  • ギロン : 大怪獣ガメラシリーズ 『ガメラ対大悪獣ギロン』より 大悪獣ギロン (バンダイ 1992年)

ケトラァーヴ! ~H少年からの贈り物 その1~

vlog-H01.gif

マントとフォークを欠いていますが、
それでも観賞に堪える佇まい!


 過日。とある知己の方が私の怪獣愛を知るに及び、「それならば」と、彼が実家へ帰った折り、幼少時代に蒐集していた“宝物” を、段ボールいっぱいに詰めて送り届けてくれました。ありがたいことに。
 さて、彼の幼少期は90年代前半に当該。「どんなものが飛び出すやら」と鼻息を荒げつつ開封したところ、出るわ出るわ逸品やら珍品やらがザックザク。血を滾らす珠玉の数々!
 先ず驚かされたのは、子どもが買い宛がって貰うにはちょっと高めな、つまり大人が手に入れて愉悦するような物が混在していた事です。となると怪獣の内訳も、平成物ではなく、昭和往時にブラウン管を賑わせた古参に偏向するのは畢竟。斯くて丙午生まれの琴線が、我武者羅に掻き鳴らされたって寸法です。
 そして何よりも慄然とさせられたのは、年端も行かぬ児童が「これがいい」とチョイスしたそのセンス!百聞は一見に如かず。今回採り上げたケトラーが、彼の赫々たる怪獣センスを達弁に物語っているではありませんか。自身の幼児期を鑑みても、ケトラーをサラッと選んでのける自信は...まるで無いなぁ。だって、当時から寒かったあのデーブ・スペクターですよ、デーブ。大人になった今でなら、一周回って許容する懐もありますが...。
 そんな次第で。既に立派に成人された彼からの贈り物。と言うよりは、90年代少年から賜った至宝。「恵まれている事に気付かなかった」少年のカッコイイ懐中を、以後何度かに亘って開陳してゆく所存です。(怪獣ラァーヴ)

vlog-H01a.gif
昭和のヤカンキャラ、ロボプー。
こちらは私物です。


 
 
     vlog-H01b.gif     

Data :

  • ケトラー : 『日清焼そばUFO仮面ヤキソバン やかんあくまケトラーあらわるソフト人形』
                                     (バンダイ 日清食品/電通 1994年)
  • ロボプー : 『HG がんばれ!!ロボコン 4』       (バンダイ            1999年)

怪獣紀行 ~ネス湖篇~

ジラース
   怪獣を求めて、いざ最果ての地へ

 1991年9月。英国を旅行した際、折角だからとネス湖まで足を伸ばした。
 ロンドンのヒースロー空港にて搭乗したのは、何とも心許無い双発のプロペラ機。有ろうことか、通路を塞ぐ補助席がバタン、バタン、バタンと!遠足のバスか?これらも尽く埋まった満席状態の機内、止しゃあ良いのに無理矢理な機内食(クラッカーとチーズとナッツ)をプロバイド。「ハイ、それでは順繰りに後ろへ回して~」と、トレイが次々と頭上を滑ってゆく。何と言う窮屈。それでも、絵に描いたような嘘っぽい緑地と沼沢群を眼下に眺めつつ、2時間足らずでネス湖最寄りの町・“インヴァネス”に無事到着した。こんな短時間のフライトで、ミールなぞ要らんだろうに。狭い思いまでして。
 曇り。気温9℃。北緯57度以上に位置する9月のインヴァネスは寒い。最早冬。備え無しの身は小刻みに震え、薄着の油断を悔いたが後の祭りだ。「世界中何処へ行っても日本人の姿」は、ここでは例外。酔狂な東洋人が珍しいのか、或いは素朴で保守的な土地柄の所為か、現地の人たちの刺すような視線が、暗鬱とした街並みに融け込んでいた。この町には晴天の日など無く、人びとは陽の目を見たことさえ無いのでは?そんな感慨もひとしお。
 それでも世界に、少なくとも日本には名立たる“ネス湖”。活況であろう観光業を想定し、事も無げな交通アクセスを当てにしていたが、これがハズレ。ネス湖行きのバスなど出ておらず、余所へ行く為に通り掛かるならまだしも、もとよりそんな辺鄙な場所を目的地とするのは、正気の沙汰ではないといった町構えだ。仕方無くタクシーを拾うも、「ネス湖へ」と申し付けたときの運転手の怪訝そうな顔つきときたら...。
 そもそも町の資金源とも成り得そうなマスコットの扱いは、ほんの申し訳程度。数軒の土産屋を覗いても、目ぼしいネッシー・グッズは見受けられなかった。何処かで見たような写真を配らった絵葉書数葉と、稚拙な作りの紙細工人形、そして相当に草臥れた塩梅の縫いぐるみ...。絵葉書の為に支払ったイギリス・ポンドも、お釣りとして返って来るのはスコットランド・ポンド。日本では“ネッシー(Nessie)”の愛称で知られるが、当地では“Loch Ness Monster”(「Loch」は、細長い水路のような湖を指す)が一般的。その呼び名からでさえ、意想外な冷遇を受けたのである。


インヴァネス
アカデミーストリート へ Go!
   町ぐるみで余所余所しい

 小規模なインヴァネスの古風な街並みは、すぐに郊外の田舎風景へと取って代わった。牧歌的と云うよりは、侘びしき落莫。あの『原子心母』(ピンク・フロイド 1970年)のアルバム・ジャケットを髣髴とさせる、ホルスタインが草地にちらほら。「怪獣を見に来たのか?」という運転手の社交辞令もそこそこに、唯空しく内燃機関の音だけが車内を征服していた。
 而して車を滑らせること数十分。勾配の緩い丘陵と立ち枯れた木々の間、出し抜けにその水域は現われた。ここがネス湖...。向こう岸が見える。川?何の感極まりも無い凡庸な景観。日本の何処か、例えば長野県とかで見たことのあるような。普通。飽くまでも普通。何でもない場所。ここに恐竜が?そんな霊妙さは微塵も無い。「ひっそり」と言うよりは、開けた土地に「呆気らかん」と。
 いい加減、もう分別有る良いオトナ。ネス湖のネッシーは絵空事。弁えている積もりではあったが、「話のネタに」なんてむらっ気。これがいけない。作り事であるにせよ、「せめて雰囲気ぐらいは」などという淡い期待は脆くも雲散霧消、弾けて飛んでどっかへ消えた。「こんな処に太古の恐竜」などというファンタジー、その介在を厘毛も許さぬ眼前の現実。斯様なロマンスの欠如を一番熟知していたのは、矢張り現地の人たちか。なれば町で感じたあのシラケように、溜飲が下がるというもの。
 「ここいらが好い眺望、“ドラマティック・ヴュー”だよ」 そう言って、キッとブレーキ。何も奇勝を望んだ訳ではなく、ネス湖に求めていたのは、ひたすらに妖しきムードだ。それが容易く裏切られても尚、「ここまで来たんだから」という貧乏性が頭を擡げた。で、運転手推薦のここいらで下車。「帰るまでここで待ってようか?」と言うスコッツの親切を辞し、1時間くらいは居ようと決心、否覚悟。が、これが大間違いの元だった。
 何となれば、ここは容赦無きカントリー・ロード。ロロロロロ~ッとタクシーが走り去った爾後、長い水路に沿った一本道にマシーン・車輌の一切、その影すら見ることも無し。「それでもそのうち、きっといつかは」なんて、これが甘い。幾葉かの景勝をカメラに収めつつも、頭上を覆っていた曇天の如く、次第にもくもくと不安が募り垂れ込める。それをよそにチチチチチ~ッと長閑な禽獣の囀り、邪魔する内燃機関の爆発音やら、兎に角人為的な音の類い合切無し。これが田舎の恐怖。しかも勝手違う異邦。糅てて加えて降雨。寒い。滅多矢鱈と寒い。ロンドンへ還るプロペラ機さえも、今は心許足る存在だ。離陸時刻を懸念。


ネス湖
   ありふれた眺め...ひたすら寒いだけ。

 見窄らしく潮垂れた日本人は、英国北方の湖畔で3時間ほど震えていた。晴天なら夕陽時か。もとより曇天・雨天だった今は、時刻の割りに更に暗くなっただけ。半遭難者にしたら、逢魔が時である。“大禍時”なら、いっそネッシー...。だがしかしその水面は、相変わらずただひたすらに雨滴を撥ね返すだけだ。何て芸の無い...。己の身勝手な心当てと不備えは棚に上げて大事に仕舞っといて、何の罪も無い平々凡々たる湖を闇雲に呪詛呪詛呪詛。そうこうするうちに闇。車をすっ飛ばして、1時間ほど掛かった道程。もはや何も無い田舎道を歩いて行こうなどという気概も挫け、膝抱えてその場に座し、居直り往生を決め込む。ガタガタガタガタ...。気温は恐らく5℃以下。
 と、夜を射抜くヘッドライト二つ。ルルルルル~ッ。間違いなく轍の回転音、内燃機関の爆発だ!大型車輌、観光バスか?ヒッチハイク経験は、以前豪州で何回か。なれど此度は命懸けの車止め、形振り構っている場合ではない。行く手に立ち塞がって大仰な手振り、眩耀の中で人影が描いた「大」の字。
 キッキィ~ッ、プッシュゥ~ッ...ドッドッドッドッ...。停まった!満身に浴びたる頼もしき光熱、幾千万カンデラに匹敵。その人工的な燭光が懐かしく、冷え切った肌に嬉しかった。自動扉が二つに折れ、最果ての地で漸うスコットランドに受け入れられた日本人。遭難未遂者を乗せて、バスは夜道を行く。いざ去らば、有り触れた湖よ。恐竜の想い出とともに。ゴメンね、呪ったりなんかして。(怪獣ラァーヴ)


おたずね怪獣03 ~from overseas~



 さて難問です。入手は確か2000年前後、渋谷のガラクタ貿易で見つけました。寸丈は6cm前後ですが、メーカーや商品名、価格諸々合切が不明です。
 もちろんウルトラ怪獣などではなく、恐らくは海外の製品なのでしょう。宇宙人(?)たちの前時代的な風采に、甚く心惹かれました。メタルナ・ミュータント『宇宙水爆戦』1955年ユニバーサル映画)をあからさまに模したものや、容貌が如何にも粗暴な半魚人風。灰皿の杖を持つメフィラス星人もどきや、果てはオリンポスの神々を融合させたようなヤツまで。と、この節操の無さ、そしてあざとさと来たら!
 どなたか彼らの素姓をご存知ありませんでしょうか?(怪獣ラァーヴ)



 

黒の恐怖


ゴキノザウルス
ゴキノザウルス ~ 『宇宙猿人ゴリ』 第7話「黒の恐怖」 第8話「決斗!!ゴキノザウルス」 ラァーヴ!!

Data :

  • ゴキノザウルス : (怪獣ラァーヴ! 2005年)

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