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2010年08月

双鞭の警策

ナース 5円引き 012

★ 5円引きが綴る情景 012

 背後から迫るツインテール。先ずはウルトラマンの足首にガブリ、そして二本の鞭状の尾で顔をギュウギュウに締め上げます。ショック攻撃で辛くも雁字搦め地獄から脱したウルトラマンですが、エネルギーの激甚な消耗で、瞬間その場に膝をついてガクリ...。
 第5話「二大怪獣 東京を襲撃」のクライマックス、ウルトラマンの窮地を切り取ったひとコマです。画像のブロマイドは、両者の電飾部が消えているところから推して、おそらくは本番の合間に撮影されたものなのでしょう。大怪獣を背に端座したウルトラマンの姿が、何とも奇異に映ります。
 坐禅中の修行僧が惰気を催し、背後の住職がすかさず警策でピシャリと一喝!眠気が吹っ飛んだ坊主、畏まって辞儀。そのような禅寺の状景を髣髴とさせる、味わい深い一葉です。(怪獣ラァーヴ)

vlogu5yen12b.gif

人着の世界02 堕ちた竜


ナース 5円引き 011

★ 5円引きが綴る情景 011


 (本来は)シャンパンゴールドの光輝が眩いナース。ですが印刷物としての映え方、色味の欠如に難があったのでしょう。黄の彩りを点した結句、ご覧のような為体。美麗で高貴な宇宙竜のイメージが転覆、あられもない姿に。糅てて加えて人着によるセブンの赤も薄汚なく、両者が絡み合う色調の下衆なこと、下卑なこと。(怪獣ラァーヴ)



ナース 5円引き 011


エルンストの絵のような

ドドンゴ 5円引き 010ザラブ星人 5円引き 010
キーラ 5円引き 010サイゴ 5円引き 010

★ 5円引きが綴る情景 010

 怪獣たちを囲繞する樹木や下生え。世田谷区砧辺りの雑木林なのでしょか?ともあれ。植物の群生に融け込む姿が、何とも奇異に映ります。
 シュルレアリスムの画家マックス・エルンスト(1891-1976年 ドイツ)は、動物や植物、鉱物などがドロドロに溶け合ったような森を、画題として好んでよく描きました。エルンストと同じ前衛美術家・成田亨氏が、シュルレアリスムの技法であるオートマティズムやハイブリッドを駆使して創り出した数々の異形たち。画像にあるドドンゴやザラブ星人、キーラやサイゴらも、勿論例外ではありません。
 ならば、植生の中に怪獣を佇ませるこの配慮。意趣を解さなかったものだとしても、満更野暮天でもないのでは?半開きのテキトーな目で観れば、エルンストの絵画作品『生きる歓び』(1936年)に通底するでしょう。いや、どうかなぁ...。(怪獣ラァーヴ)




撮らんぽりん

5円引き 009

★ 5円引きが綴る情景 009

 ウルトラマンの超身体能力を支える源。それは...トランポリンでしたー!
 飛翔するテロチルスを追うべく、颯爽と跳躍するウルトラマン。しかしその足許には、カンバスシートを張っているロープと枠が...。
 明らかに撮影ミス、子どもに見せちゃいけない部分。不粋以前に、あまりの緩さに呆れてしまいます。出来れば撮らないで欲しかった、超人の種あかし。恥部。憧れのウルトラマンが、仲本工事に成り下がった瞬間です。もちろん仲本工事さんに他意はありませんが。寧ろ好きですし。(怪獣ラァーヴ)


めがね

DG仮面ライダー4

ウルトラを差し置いて、仮面ライダーのDG第4弾、遂に発売されました。
「仮面ライダーはせいぜいストロンガーまで」な私にとって、何とも馴染みの稀薄なラインナップです。


仮面ライダーブレイド キングフォーム&仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリーム&仮面ライダーアクセル トライアル&仮面ライダーBLACK
 4種。『BLACK』でさえ愛着も無く、この際シャドームーンのサーベル持ちVer.は諦めました。


仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリーム
 今回、いちばん見栄えのするブレイドのキングフォームです。
 絢爛な金色の装飾と、ケレンなポージング!


仮面ライダーBLACK&仮面ライダーブレイド キングフォーム
 DG2のBLACKと並べて。 こうなると、屈み気味の寸丈が合わず悔やまれます。


仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリーム DG仮面ライダー4&DG仮面ライダー3
 前弾のエクストリームと。
 武具を持っていようがいまいが、2弾続けて同じキャラクターをラインナップする遣り口が、
 どうにも喰えません。


仮面ライダーアクセル トライアル&仮面ライダーアクセル
 前弾の赤アクセルと比べて。
 トライアルのこのポーズは、劇中ではサマになりますが、フィギュアにすると面白味に欠けます。


Data :

  • シャドームーン                        : DG仮面ライダー4 (バンダイ 2010年)
  • 仮面ライダーブレイド キングフォーム          : DG仮面ライダー4 (バンダイ 2010年)
  • 仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリーム : DG仮面ライダー4 (バンダイ 2010年)
  • 仮面ライダーアクセル トライアル             : DG仮面ライダー4 (バンダイ 2010年)
  • 仮面ライダーBLACK                     : DG仮面ライダー2 (バンダイ 2010年)
  • 仮面ライダーW サイクロンジョーカーエクストリーム : DG仮面ライダー3 (バンダイ 2010年)
  • 仮面ライダーアクセル                    : DG仮面ライダー3 (バンダイ 2010年)

すずせいじん

5円引き 008

★ 5円引きが綴る情景 008

 テレビ番組における特撮物の創成期は、当然まだCGなど無く、画像補正がお手軽ではなかった時代。(怪獣の中に)人が入っている事を気取られぬよう、着ぐるみや操演に趣向を凝らしてみたり。また、戦闘機などの飛行シーンを勇壮に見せるべく、模型を垂下させているピアノ線の糊塗・掩蔽に血道を上げたり。そういった労苦のあれやこれやがあったればこそ、本邦分野の金字塔は、未だ燦然と光輝しているのだと確信しています。
 而るに、このベル星人はどうでしょう。滑空する擬似空間の主を捉えた一葉ですが...四肢並びに指先に漲る硬直の度し難さは、最早生ある者のの写しとしては映じません。はい、これぞ飛行シーンの為に拵えられた縮尺モデル、つまり早い話しが吊り模型、身も蓋も情味も含蓄も無い、紛うかたなき人形です!
 上掲のような制作サイドの苦心惨憺なぞ何処吹く風。劇中ならば刹那で流れ去り、出来得る限り隠し通したかった“粗”をば、敢えてフィックスしてこます無神経、暴挙、不粋、いけず。別に悪意は無かったのでしょうけれど、子どもの目であっても、いや幼い眼力だからこそ、そう易々と誤魔化されるものではありません。
 さて、この5円引きの裏面。拙い書体による“すずせいじん”の文字が、何とも愛くるしいではありませんか。(怪獣ラァーヴ)

べるせいじん
5円引き 008
すずせいじん

モンブラン(Mont Blanc)

5円引き 007

★ 5円引きが綴る情景 007

 伝説怪獣ウーにマウント・ポジションを取られ、最早グロッキー状態のウルトラマン。幽玄なイメージを覆して、意想外に武闘派な雄姿を見せるウーです。
 勿論ドラマ本編に、このようなくだりはありません。特写の為にと、演者らが即興でとってくれたポーズなのでしょうか。ケレン味に溢れます。将又実際に本編フィルムには撮られたけれど、後にオミットされたものなのか。あれこれと想像を掻き立てられる一葉です。(怪獣ラァーヴ)


ロッキー山脈状態のモンブラン

右往左往

5円引き 006

5円引き 006


★ 5円引きが綴る情景 006

 版下版上の工程において、何故こういった反転ミスが生じるのか。門外漢なので印刷方面についてはとんと昏く、込み入った内情など与り知りませんが。5円引きブロマイドを蒐集しているとしばしば出会す、「あれ?正しいのはどっち向き?」なんて、小生意気にも煩悶させてくれる面倒くさいエラー物です。
 では設問。ノコギリンの大顎に挟まれるウルトラマンの危地。果たしてどちらが正方向なのでしょうか?...嵌めているブレスレットを見れば一目瞭然ですね。(怪獣ラァーヴ)



市井に佇む鳥人

5円引き 004

★ 5円引きが綴る情景 005

 スーツが製作された高山工房の近所なのか。円谷プロの根城・砧界隈なのか。いずれにせよまだ撮影前の段階なのでしょう。ピッカピカの真新しさが眩いウインダムです。
 等身大のウルトラ怪獣が街中に...。見慣れぬ光景は奇異に映りますが、ショッカー怪人とは違った“センス・オブ・ワンダー”がそこにはあります。尤も子どもの時分は、こういった「テレビとは違う」舞台裏の写真を見るにつけ、そのズレた雰囲気に馴染めませんでした。しかし今となっては、冒頭のような憶測を巡らせてみたり。味わいや愉しみ方も、自身の経てきた星霜と共に変遷してゆくものですね。(怪獣ラァーヴ)


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