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2011年02月

エメラルド星からの贈り物

キングジャイグラス
   キングジャイグラス
          『ジャンボーグA』第1話「エメラルド星からの贈り物」  ラァーヴ!!  
 

 今年で7年目を迎えた東京MXの“円谷劇場”。幹線であるウルトラシリーズは勿論、『怪奇大作戦』や『ミラーマン』など、ウルトラ以外の円谷作品も往年の順次どおりに放映してきました。週一の間怠っこいペースは措くとして、兎も角も(自身を含む)昭和のロートルたちを愉悦させてきた、さてこの番組枠ですが。先だって『ファイヤーマン』が終了、2月13日から愈々『ジャンボーグA』のスタートと相成りました。
 放映当時、小学1年生だった私は勿論リアル世代。ですが、セスナ機の変身や主人公の暑苦しい人格と面相、また操縦時の妙ちきりんなコスチュームなど、斬新な設定の逐一について馴染めず、あれやこれやと難癖を垂れていた記憶しかありません。次第に派手な装飾を身に纏ってゆく傾向の怪獣にも、その絢爛さに反比例して、「いいのかな?」などと子どもらしからぬ危惧さえ抱いておりました。何しろ、捻くれ者でしたからね。
 ともあれ。特撮怪獣番組の乱立・飽食期の只中にあって、鎬を削ろうとする熱意が、(私には)どうにも押し付けがましかった『ジャンボーグA』。今回の再放送を好い機会だと思って、いま一度きちんと観ておく腹積もりです。(怪獣ラァーヴ)


Data :

  • キングジャイグラス : (タイ製)
 
 
 


ミラーマン    ファイヤーマン     ジャンボーグA

怪獣享年 ~H少年からの贈り物 その15~

vlog-H015.jpg
   メカゴジラ 『ゴジラ対メカゴジラ』 1974年3月21日公開 ラァーヴ!!  
 

 万鈞にして過重。白金の躯体に奔る夥しいパターン装飾は、ネジ頭の堵列を髣髴とさせます。その佇まい、さながら南部鉄瓶の如し。勇壮、先鋭、スタイリッシュ、端厳堂々、唯我独尊!
 ゴジラに偽装し遂せていた「化けの皮」の下から、不敵不敵しく正真を晒す初顕現のシーンは圧巻でした。観るものを灼かずにおれないカッコ好さは、もう是れ理屈抜き、無条件。昭和往時、形骸化甚だしかった怪獣王ゴジラを、完全に喰っていた鋳鉄のボディ。思慮浅き幼少のともがらを、遍く心酔してこましやがる、まぁーあざとさと来たら!
 メカゴジラの鮮烈なデヴューは1974年。しかしながら当時、銀幕やブラウン管を賑わせていたのはアニメーション作品で、金と手間の掛かる特撮や怪獣ものなどは衰退の一途を辿っていました。特に『マジンガーZ』(1972年12月~)の爆発的ヒットによって、世はまさにロボットの趨勢。な訳で。ゴジラのメカニカルなアレンジは、時流に準じた畢竟・帰結だったのでしょう。
 換言すれば、メカゴジラの登場は「アニメーションへの形振り構わない迎合」。手っ取り早く子どもらの関心を惹こうとする作為・魂胆があからさまで、悲しいかな、特撮・怪獣ものの最期の悪足掻きにも見えます。実際この翌年、『ウルトラマンレオ』と『仮面ライダーストロンガー』、そして『メカゴジラの逆襲』を以って、三大シリーズが尽くひと先ずの幕を下ろしているではありませんか。この事象...。思うにメカゴジラの登場こそは、瀕死の状態にあった昭和の特撮・怪獣ものにトドメを刺した自刃だったのでは?
 写真は1983年製の硬質ソフビ人形。H少年がこれを買い宛がって貰った時期は、推察するに90年代中盤あたりでしょう。平成VSシリーズ版の新規メカゴジラ(1993年)をプイと袖に振って、古くさい昭和の鉄瓶を欲したそのセンス、頗る付き!(怪獣ラァーヴ)


       ゴジラ対メカゴジラ        メカゴジラの逆襲

Data :

  • メカゴジラ : (バンダイ 1983年製の再販?)

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