Home > 2011年04月

2011年04月

叫べナオキ!いまだ

デスコングキング
   デスコングキング
           『ジャンボーグA』第5話「叫べナオキ!いまだ」  ラァーヴ!!  
 

 何とか落ち着きましたので、ブログ再開致します。
 3.11.。震災発生時、私は東京都渋谷区の自宅マンション(3F)に居ました。
 傾斜した地盤に建つこのビルはとても不安定で、更に築40年以上という老朽化も相俟って、ちょっとの地震でも大きく揺らいでしまいます。おそらく、実際の震度よりも1度増しぐらいで。ですので、23区は震度5強という発表でしたが、うちは少なくとも6弱はあったかと思われます。いずれにせよ、人生未曾有の震動でした。
 食器棚や冷蔵庫、そして怪獣フィギュアを飾っている180cm高のショーケース2棹を懸命に支えて、何とか転倒は免れましたが。それでも皿などは落下して破砕、広辞苑など厚手の書籍類は飛び出し凶器化、2m高の冷蔵庫は数十cm移動してしまい、もちろん我が怪獣たちは無残にもバラバラのグチャグチャに...。他、トイレは排泄物が逆流したり、除湿機の溜水は奔出、何処かに当たってスイッチが入ったのかドライヤーが作動、ヒモ式の照明も揺さ振られて勝手に点灯、本棚など重量のある物は逐一が元位置から大きくズレるという有り様でした。
 揺れがピークに達したとき、隣人の遁走するシルエットが曇りガラス越しにサーッ。「逃げる機を逃がした!もうダメだ!」という恐怖が脳裡をよぎり、膝蓋はガクガク震え立脚さえ儘ならない状態。二度の大揺れが漸く収まったとき、足の踏み場も無い室内の惨状を見てヘナヘナヘナ...。地震後、更に震駭させられたのは、マンション外壁とそして自室内壁の亀裂を見たときです。自然の巨大な力によって無理矢理引き裂かれるところだったんだなぁと、改めて屏息・戦慄・粟立ち。向後このような局面にあっては一目散に逃げねばならないと、そう思い知らされました。

 現在。耐震検査が入り、倒壊の懼れの有るや否やを精察中です。
 東北地方などで罹災されたたくさんの方々に較べれば、もちろん私などの体験は採り上げるに足らないものですが。震源から遠く懸け隔たった東京でさえ、所に因っては斯様な恐怖もあったのだと、身近な視点から今回の地震の凄まじさを伝えてみました。
 家族や親しい人を亡くされた方、住居や家財を奪われ営為のたつきを失ってしまった方。「一日も早い復興を」とか「頑張れ」とか、そんな言葉すら非被災者である私には、思慮を欠いているように思えて、気軽に易々と口にするのは憚れます。ですが魂の再生を祈る心情は、同じ“日本人”としてではなく、同じ“人間”として決してウソではありません。

 震災から2日後の3月13日。その日は、福島第一原発の問題が顕在化。各局が深刻な実情を逐一報道する中、東京MXテレビはテロップすら表示することなく『ジャンボーグA』を平常どおり放映しておりました。
 ところが。パンダ怪獣のデスコングキングが、原発を襲撃するシーンに及んだときです。突然画面が右上方に収縮され、枠外に福島第一原発の現況が文字情報で流れ始めました。
 えっ?偶然じゃないでしょ。狙ってんの...?
 誰がどう見たって「ワザとそうした」としか思えない、完全な作為的タイミング。その魂胆の薄ら寒さに、暫し唖然とし慄然とさせられました。何やってんだ?MX...。

 上野動物園では新しいパンダが公開されたり、台湾では『パンダマン~近未来猫熊ライダー~』なるヒーロー番組がお茶の間を賑わし、杉村太蔵なんかはパンダの着ぐるみを被って雑誌の表紙を飾ったり。絶滅危惧種に指定された稀少性もあって、星霜を幾多経ても未だ人気の衰えないパンダ。正しくはジャイアント・パンダ。
 “愛らしさ”を逆手に取って、凶暴な怪獣のモチーフとしたのは、本邦分野ではおそらくこのデスコングキングが嚆矢でしょう。爾来“パンダのワル化”はいい加減手垢が付き捲くり、最早飽食状態と相成り果てました。
 この為体にトドメを刺したのが2006年、TX系番組『竹山先生』に登場した、その名も“デスパンダ”。「誰にも媚びねぇ地獄の番人」を自称する彼。絶滅していった動物たちを地獄から召還し、共に怨讐の丈をシャウトする英姿は理屈抜きでカッコ好かった!AKB48の秋元才加と野呂佳代による歌唱もドスが利いていて、彼女らの仕事では唯一ステキだなと、今でも思っています。(怪獣ラァーヴ)


Data :

  • デスコングキング : (タイ製)
 
 
 




Home > 2011年04月

Feeds
Links
Meta
Books
  • ウルトラ怪獣名鑑戯画報
     

  •  

  •  

  •  

  •  

  •  

  •  

  •  

  •  

  •  

Page Top