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★ 谷間の姫百合 ~H少年からの贈り物 その14~

キーラ
   光熱怪獣 キーラ ~ 『ウルトラマン』 第38話 「宇宙船救助命令」 ラァーヴ!!  
 

 “ルシフェリン”なる発光物質が、発光酵素である“ルシフェラーゼ”の触媒作用によって、酸素などと結合する際に光子を放出。なんてのが、生物発光のメカニズムだそうです。この光は完全なるルミネセンス、つまり「冷光」であり、熱を伴いません。まあ光輝する度に高熱を発していたら、ホタルとかイカとか、堪ったもんじゃありませんからね。
 光熱怪獣キーラは、そういった発光器官を眼球に具有した想定なのでしょう。しかし!外敵の視力を奪ってしまう度合いの強光、剰え銃火器の如き破砕光線としても作用。これはもう冷光とは真逆の熱放射、それも可也の高温を伴った生物発光であると推されます。なれば、強固な耐熱構造を備えた視覚器!?いえいえ、詮索は野暮天。ウルトラ怪獣随一の「目力」を享受して、身も心も灼かれちゃいましょう。
 ところで。『ウルトラマン』最終回の一個前に登場したキーラは、斯様に激しい光を放ちますが、それでもゼットンの強烈なインパクトの前では、存在さえ薄まってしまうまさに日陰者と言えましょう。皮肉にも。更に、キーラの前の週には、羽飾りも華々しいジェロニモンが登場しました。ゼットンとジェロニモンに挟まれた、キーラは謂わば谷間のユリ。威風堂々たる天嶮の影に隠れて、ひっそりと綻んでいるのです。
 そんな目立たない不遇な奴ですが。その悲哀さも相俟ってか、個人的には惹かれてしまいますね。もう幼少の頃から、こういった“マイナー”を放っとけない自己。「ひねくれもの」なんて、よく揶揄されたものでした_。知名度からしても左程揮わないキーラ。の人形を、乞い欲したH少年もそうだったのかなぁ、なんて思いに耽ったりして...。(怪獣ラァーヴ)


Data :

  • キーラ : 『ウルトラ怪獣シリーズ』No.34 (バンダイ 1986年)

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Comments:2

190 URL 2011-01-23 (日) 14:29

キーラって、ゴキブリっぽいデザインが、個人的には好きになれません(ゴキブリ嫌いなので)。でも、意外と強かった印象があります。
キーラよりもサイゴは、更にドマイナーで可哀想ですよね。(とは言え、2期のマイナー怪獣に比べれば、ウルトラマンの怪獣は、どれもメジャーに感じますけどね。)

ラァーヴ URL 2011-01-24 (月) 00:00

ああ、ゴキブリですか。なるほど。
捉え方は十人十色ですね。私は、何かの地虫として捉えていましたが、ゴキブリに見えた事はありませんでした。でも言われてみれば、背面なんか確かに!
又候その背中が、アジのひらきの骨をピピピッと剥がした様子にも似てるような気が...。

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